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シードのアクセレータープログラム

握手契約の手順 Part 2

このプロセスが完了しない限り、握手契約は存在しません。したがって、スタートアップがお金をもらわなければならないという義務はないので、第4ステップを完了することは投資家にとっての利益にもなります。

監査証跡

双方の当事者は、通常、メッセージを送信できるモバイルデバイスを持っているため、契約の最後のステップとしてその場所でそれを実際に行うべきです。もう一方の気が進まないのであれば、それを疑わしいとみなすべきです。

最低でも、この手順を使った失敗した握手契約の報告が届くと、誰が間違っていたかがわかるでしょう。しかし、それ以上の効果があります。証拠を残す明確な手順は、ファウンダーたち自身が誤解をすることを防ぎ、投資家を誤解させないようにすることができます。

私はオファーに使用される書類がいちいち詳細を明示しなければならないとは思っていません。実際にはこれはほとんど問題ではありません。人々は、標準的な書類(少額の投資用)のいずれかを使用するか、または誠意をもって交渉します(多額の投資用)。市場の用語は十分にわかり易くなっています。一方で、当事者の一人がこれらの用語について意義を申し立てている場合、この手順から、誰が間違っているのかを簡単に見分けることができます。

あいまいさを避ける

この手順は意図的に特定の事柄を言うことを不可能にしています。たとえば、投資家は、評価額または上限を指定せずにXドルを投資すると言うことはできません。それを行う投資家は、後で価格が高すぎると判明した後で、約束を逃れることができるからです。投資のオファーには、評価額、その上限額、また上限額を設定しないかどうかを指定する必要があります。そうでなければ、その定義は不完全であり、したがってオファーでもありません。

また、投資資金に範囲のあるオファーに対しては、握手契約を行うことができません。投資家は時に、例えば、5万〜15万ドルの間、などの投資契約を締結しようとします。スタートアップがそれに同意すれば、彼らは15万ドルのスペースを確保する義務がありますが、しかし、投資家は5万ドルを投資する義務だけしかありません。実際には、資金の範囲がある投資の提案は、2つに分かれています。:範囲の最低金額を投資したいという提案と、おそらくもっと投資しますという、興味の表れです。したがって、スタートアップはそれぞれ別々に対応することをお勧めします。その範囲のうちの最低金額に対して握手契約を行い、追加の投資に際しては、投資家の関心に丁寧に対応し、投資家が投資をするまで、もっと多くの金額を確保しておく義務を感じる必要はありません。彼らが範囲の最低金額を超えて投資できることが保証されていないことを知っていると、時に投資家は前もって、より投資することがあります。そうでなければ、おそらくスタートアップにとって、それ以上の投資を頼るのは間違いでしょう。

最後に、握手契約に条件を付け加えることはできません。例えば、一部の投資家がそうしようとしていますが、他の人たちがもし投資しようとしていたら、この手順を使用して投資のオファーをする、ということはできません。すなわち、もしスタートアップがリードを見つけることができれば、投資家はより大きなラウンドの一部として投資することになります。そんな約束は実際に役に立たないので、スタートアップがそれに頼ったり、それに縛られるのは間違いです。それは正当なオファーでないだけでなく、それどころか鉛(しかもそれは急速に冷たくなる)になります。その投資家は握手契約に条件を追加することはできませんが、受け入れてもらうはずのオファーと、資金送金を完了しなければならない締め切りを変更することは可能です。これらの締め切りの目的は、投資家が握手契約の受諾を遅らせたり、またはスタートアップと投資家が有効な握手契約行う時、投資家が資金を送付しなければならない期間がないことを防ぐ為です。これらの期限は、有効な握手契約があるかどうか、握手契約の期限が切れるのはいつか、などについてのあいまいさを回避し、投資家が一定期間後に資金を調達できない場合には期限切れになります。10日間が両当事者が資金調達プロセスを完了するための合理的な期間ですが、異なる締め切りについての明確な合意(書面による)があれば、異なるタイミングを決定することができます。

スタートアップと投資家は、もちろん彼らが望むどんなアレンジも加えることができます。しかし、条件が正確でその他の追加の条件がない限り、この手順に従った握手契約はありません。

原文 : https://www.ycombinator.com/handshake/
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