CB インサイツ

記録的な資金調達が行われるHRテック業界

Business People Meeting Growth Success Target Economic Concept

HRテック業界は、402件の資金調達で約22億ドルを集めるという、記録的な水準で2016年を締めくくった。500 Startupsは2012年以降、HRテックに投資する最も活発な投資家となっている。

2016年に最も巨額の資金を集めたのは、Fidelity National Financialによる1億5千万ドルのプライベート・エクイティ投資を発表した、給与計算・福利厚生管理ソフトウェア企業のCeridianである。2016年のその他のハイライトは、事業会社による投資活動が活発となったということだ。資金調達金額は2015年を下回ったものの、この記録的な資金調達件数は、投資家がこのカテゴリーについて楽観視していることを示唆している。

CB Insightsのデータを使用して、私たちは非公開で資金調達を行ったHRテック企業の2012年から2016年までの投資活動を分析した。私たちはこのカテゴリーを、以下を含むように広く定義した。まずはワークフォースマネジメント、給与計算、および福利厚生管理ソフトウェア(人的資源情報サービス)。続いて従業員育成と人材最適化のためのソフトウェア(人的資本管理)。最後に採用と人材配置を支援するハイテク対応のプラットフォーム。人材派遣会社、イベントおよびオフィススペース管理ソフトウェア、オフィス清掃および管理を提供する事業会社は除外した。

年間の資金調達の記録

2016年の資金調達件数は402件を記録し、2015年の合計から約9%増加した。資金調達件数は過去5年間にわたって一貫して増加している。2012年と比較して、資金調達件数は175%増加した。

また資金調達は2012年から2015年の間に着実に伸びたものの、2016年の投資金額は2015年を下回った。しかし、資金調達は過去数年間に比べて依然として強く、投資額が1億ドルを超えるメガラウンドは複数件あった。これには上述のCeridian、1億ドルのシリーズD投資を発表したアルバイトのオンデマンド・マーケットプレイスであるSnagAJob、1億ドルのシリーズD投資を発表した中国のフルタイム雇用のマーケットプレイスと採用プラットフォームを手がけるLiepinが含まれる。

HR Tech 12-16 Annual Funding

四半期の資金調達の記録

四半期ごとのデータを深掘りすると、2016年は第1四半期に過去最高となる約7億7100万ドル相当の117件の資金調達件数を記録したことがわかる。2016年の第1四半期における最も巨額な投資は、上述のCeridianとSnagAJobに対して実施された。

2016年の第4四半期は減少し、約3億7300万ドル相当の72件の資金調達で1年を締めくくった。第4四半期での減速は過去数年と同様である。2014年と2015年の資金調達件数も第4四半期に下落したが、共に次の四半期には上昇へと揺り戻した。

その年を締めくくって、2016年の第4四半期における最も巨額な投資は、柔軟な雇用のマーケットプレイスであるDoumiに対して実施された。DoumiはBanyan Capital、Blue Lake Capital、Hillhouse Capital Management、New Hope Group、Tencent Holdingsから4千万ドルのシリーズB投資を調達した。

2012.2016 hr tech q v1

原文 : https://www.cbinsights.com/blog/hr-tech-startup-funding/
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