ブライス・ロバーツ

O'Reilly Alpha Tech Ventures 共同創業者

資金調達を一度だけ行う

「シード」の派生物がなくなり、アルファベットの新たな文字がなくなるに連れ、新たな資金調達のトレンドが浮上してきている。

それのことを「ブートストラップ・プラス」や「ファンドストラッピング」、または「シリーズ1で終わり」などと呼んで、様々な資金調達スキームを簡素化し、本物のビジネスを構築しようとする動きがあるようだ。

先週の資金調達の発表の中で、Text IQのチームは収益性について注意深く説明した。そして、それはただの「ラーメン代稼ぎ」というレベルのものではなかった。

そのスタートアップは利益を出しており、1月の収益はバーン・レートの10倍であり、売上はこの四半期で数百万ドルに上るという予測をしている。

興味深いことに、そしてこのトレンドと関連して、彼らはこれを戦略的な資金調達のラウンドかつ、おそらく唯一のラウンドになると捉えている。

Text IQは利益を出している。そして初めての外部からの資金調達では、トップレベルの投資家と経験豊富な弁護士からシードで約300万ドルのみを調達するだけであり、創業者はこれが今後必要となる唯一の資金となるだろうと述べた。

面白いのは、彼らはその資金を「必要」としているように見えないことだ。

新たなラウンドで資金調達できなければ破産してしまう多くのスタートアップと異なり、Text IQはこの資金調達についてより具体的な必要性を有しているようである。それは、特定のスキルや専門性、ネットワークを獲得し、ビジネスをさらなる高みへと進めるために投資するということだ。

Indie.vcと共に仕事をする中で、このトレンドをより頻繁に目撃している。

そしてそれは魅力的な道のりである。

創業者は資金調達の終わりのない仕事の代わりに、自由や経営権、高い所有率を確保することができ、資本政策を入念に管理することができるようになる。収益へ依存することで、彼らは顧客との距離を近く保つこととなる。より希薄化の少なく、より選択肢の多い、収益と持続性への集中に早期に取り組むことは、たいてい辛いものだが、報われるのである。

近い将来、より多くの最も優れた創業者たちが、この道のりを選ぶことになるということに私は賭けたい。

事実、私たちのビジネスはそれに賭けている。

原文 : http://bryce.vc/post/156910002935
Heap | Mobile and Web Analytics